つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

点滴セットと輸液スピードの関係

点滴をする時、クレンメを締めたり開いたりすることで輸液のスピードを調節できる。例えば急速に水分を補給したい時は全開に開いて点滴するのに対して、心臓が悪いなどでゆっくりと輸液したい場合はクレンメを絞って少量ずつ点滴することになる。具体的にどのぐらいのペースで輸液されているのか。成人用の多くの点滴セットは20滴で1mlとなっている。よって例えば1分間に20滴落ちるのであれば1分間に1mlつまり、1時間に60mlのペースで点滴できるということになる。

 

尚、小児用の点滴セットは60滴で1ml、フィルター滴輸血セットであれば15滴1mlなどと点滴セットによって微妙に異なるので確認は必要。