NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い
NPPVのSモード、Tモード、S/Tモードの違い
Sモード:spontaneousモード(患者の呼吸を補助するモード)
患者の自発呼吸に合わせて圧をかけて呼吸を補助する(プレッシャーサポート)
患者が息を吸ってる時はIPAPの圧力、吐いてる時はEPAPの圧力がかかる。
吸気時間、呼気時間、呼吸回数は全て患者の自発によって決まる。
Tモード:timedモード(機械が患者に呼吸させるモード)
吸気のタイミング、呼気のタイミング、時間、呼吸回数を機械が決める。
人工呼吸器が強い圧力(IPAP)で空気を送り込む時は患者は息を吸い、弱い圧力(EPAP)の時に息を吐き出す。
S/Tモード:SモードとTモードのいいところどり。
基本的にはSモードで患者の自発呼吸が起こる時に人工呼吸器が圧をかけて呼吸を補助する(プレッシャーサポート)。
が、もし患者の自発呼吸が止まったら自動的にTモードに切り替わり人工呼吸器が強制的に換気を行ってくれる(=バックアップ換気)。何秒間自発呼吸がないと人工呼吸器が強制換気をしてくれるのかを設定することができる。
【帝人ホームページより。各モードのイラスト】
http://medical.teijin-pharma.co.jp/zaitaku/product/nip-iii/