リンパ節腫脹の鑑別診断のゴロ:MIAMI
リンパ節腫脹の鑑別
イラスト参照:http://fhugim.com/?p=2717
MIAMI(マイアミ)で覚える
M:malignancy(悪性腫瘍)→白血病、ガン転移、リンパ腫
I:infection(感染)→HIV、結核、麻しん、風疹、性感染症、猫ひっかき病、ライム病、
A:autoimmune(自己免疫疾患)→SLE、関節リウマチ、皮膚筋炎、MCTD
M:miscellaneous(雑多)→サルコイドーシス、川崎病、菊池病(壊死性リンパ節炎)
I;iatrogenic(医原性)→薬剤性、血清病
・頸部や腋窩のリンパ節は1cm以上、鼠径部では1.5cm以上の大きさであれば異常。
・鎖骨上窩リンパ節は触れた時点で異常。
・薬剤性の原因としては以下のものが知られている(ジェネラリストのための内科リファレンス参照)
循環器系(アテノロール、カプトプリル、ヒドララジン、キニジン)
抗菌薬(ペニシリン、セファロスポリン、ST合剤、SP合剤)
抗けいれん薬(フェニトイン、カルバマゼピン、プリミドン)
その他(アロプリノール、金製剤など)