糖尿病でケトアシドーシスになる理由
糖尿病でケトアシドーシスになる理由
糖尿病が進行するとインスリン抵抗性が増大そしてインスリンの分泌不足により末梢組織(肝臓や筋肉)が糖を利用できなくなり、血液中に糖がたまり所謂高血糖の状態になる。エネルギー源として糖が使われなくなると代わりに脂肪の異化が亢進する。
ケトン体はβ酸化による脂肪の分解によって作られる
β酸化によってしぼう脂肪酸は最終的にケトン体になる。ケトン体とはアセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸などの酸性物質のこと。体内にケトン体が増加する状態をケトーシスといい、特にアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸は比較的強い酸であるため過剰に産生されると血液が酸性に傾きケトアシドーシスと呼ばれる。