チャドック反射の意義(+動画)
チャドック反射陽性とその意味
チャドック反射とは病的反射の一種であり、錐体路障害(上位運動ニューロンの障害)に対する検査である。最も有名な病的反射としてバビンスキー反射がある。*1チャドック反射はバビンスキー反射の亜種とも言え、反射を誘発する方法は異なるが錐体路障害の有無を見ているという点では同じである。足底を刺激されることを非常に不快に思う患者ではバビンスキー反射が取りにくいために、チャドック反射が有用である。
チャドック反射の方法
外踝の下を後ろから前にこする。
健常なら何もないが、錐体路障害のある患者は母指は背屈し、他の指は全て扇状に開く(チャドック反射陽性)。
イラスト参照((バビンスキー反射 チャドック反射 | st-medica))
ユーチューブにチャドック反射の動画があったので紹介。
Pathological Reflexes Chaddock's Sign
*1:バビンスキー反射は橋の裏をかかとからつま先の方にこすると母指が背屈し、他の指が扇状に開く。