甲状腺機能低下症で低ナトリウム血症になる理由
甲状腺機能低下症で低ナトリウム血症になる機序
甲状腺機能が低下すると代謝能力が落ちるために全身にムコ多糖類という物質が蓄積してしまう。ムコ多糖類は水を引き寄せる力が強いために甲状腺機能低下症では全身に水が貯留傾向となるのである。ゆえにナトリウムも相対的に低下して低ナトリウム血症(これは通信講座テコムの三苫先生の解説ですがほかの本で裏はとってないので実際のところどうなのかわかりません・・・)。ちなみにムコ多糖が声帯に沈着すると嗄声、心膜に貯留すると心タンポナーデのような症状、そして全身で押してもへこまない非圧痕性浮腫を認めるようになる。