つねぴーblog@内科専門医

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喫煙が赤血球増加症を引き起こす理由

喫煙が赤血球増加症を引き起こす理由

 

たばこを吸うことによって酸素と結合しないカルボキシヘモグロビン(CO-Hb)が血中で増加して慢性の低酸素血症になってしまう。一酸化炭素は酸素に比べて約200倍ヘモグロビンに結合しやすいと言われていて急激に酸素不足に陥る。一酸化炭素はたばこの煙にも2、3%含まれていて、また半減期も3時間ほどなので喫煙習慣のある人は低酸素血症になりやすい。酸素濃度を保つように腎臓でエリスロポエチンの産生が亢進することにより二次性に赤血球増加が起こる。