自動運転の4段階
Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書)
- 作者: 泉田良輔
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 単行本
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テスラとグーグルのそれぞれ開発する自動運転車は少し意味合いが違う。
テスラの自動運転はオートパイロットであり、グーグルはself-driving(=自律型運転)である。テスラの目指している自動運転というのは飛行機の自動運転システムと同じようなものであり、主体はあくまでドライバーにあり、自動運転モードにはいってもドライバーが主体的に操作する。
一方でグーグルの目指している自動運転はコンピューター側が運転の主体となる。
アメリカの運輸省の道路交通安全局によると自動運転は以下のように定義されている。
レベル1:一つの初歩的な運転作業を自動化(自動緊急停止など)
レベル2:2つ以上の初歩的な作業の自動化(高速道路での自動運転などを想定。運転者は運転を常に監視し、必要に応じてすぐに自分で運転する)
レベル3:周囲の状況を全て監視して自動化(運転者はシステムを監視する必要がないが、必要があれば移行期間の後に運転を自分でする)
レベル4:完全な自律型運転(ドライバーを乗せなくて良い)
これでいうとテスラの目指しているものはレベル3、グーグルの目指しているものはレベル4に相当する。
↓グーグルが昨年公開した自動運転のプロトタイプ
↓テスラの公開している自動運転モデルムービー
Rinspeed XchangE, an autonomous Tesla Model S - YouTube