つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

急性白血病と慢性白血病の違い

急性白血病と慢性白血病の違い

 

急性白血病とは造血間細胞に遺伝子変異が起こり、分化能力を失った異常な白血病細胞が単クローン性に増殖する疾患である。一方、慢性白血病とは骨髄で増殖した各成熟段階の顆粒球が出現する。その一部は骨髄から末梢血へ移行する。
つまり急性白血病は慢性白血病と異なり、分化することも忘れてひたすら幼い幼弱な芽球が増殖してしまっている状態。一方、慢性白血病は増殖だけでなくちゃんと分化もする病気。


「急性」と「慢性」という言葉は臨床経過、つまり急性なら急激に発症し、慢性なら緩除に発症するというニュアンスになりそうであるが、白血病の場合そういう意味で用いられているわけでないので注意。