つねぴーblog@内科専門医

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移転しました。

臓側胸膜と壁側胸膜の違い

臓側胸膜と壁側胸膜の違い

肺は2つの胸膜に包まれていて、このうち肺に密着している内側の膜を臓側胸膜、外側(つまり胸郭壁の内面を被う方)を壁側胸膜という。


壁側胸膜は園部位により、肋骨に接する肋骨胸膜、横隔膜上面を被う横隔胸膜、内側の縦郭胸膜などに区分される。

なお、臓側胸膜と壁側胸膜の間の空間のことを胸膜腔(胸腔)という。胸腔内には少量の胸膜液が存在するが、これは二枚の胸膜の潤滑油として働く。胸水は主に壁側胸膜の毛細血管から間質液がしみだすことで産生され、壁側胸膜のリンパ管に吸収される。

 

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↑雰囲気的にはこんな感じで内側の膜が臓側胸膜、外側の膜が壁側胸膜。その間に胸水がたまる。(やさしイイ頬部画像教室から画像引用)