肺高血圧で三尖弁閉鎖不全になるのはなぜか
肺高血圧で三尖弁閉鎖不全症になるメカニズム
肺動脈に圧がかかり、肺動脈が拡大する。
すると肺動脈弁が閉じにくくなり、肺動脈弁閉鎖不全症になる。
その結果、肺動脈から右室へと血液が逆流し、右室に負荷がかかり右室が拡大する。右室が拡大し過ぎると弁がきれいに閉じれなくなる。
Q:大動脈弁狭窄症では左室に圧負荷がかかって求心性の肥大が起きるが、肺動脈弁閉鎖不全症でも求心性肥大が起きるのでは?
A:左室は厚いから肥大で対応することができるが、右室は左室に比べたらぺらっぺら。圧がかかると耐え切れずに膨らんでしまう。