つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

混合診療のメリットとデメリット

■混合診療とは何か

 

日本の国民皆保険では、健康保険で見ることのできる診療の範囲を限定していて、保険適応外の治療を受けることが出来ない。しかし、混合診療では健康保険の範囲内の分は3割負担で、範囲外(=自由診療)の部分は全額自己負担という形式を取る。現在の日本では原則禁止になっているが、差額ベッドや先進医療などは特別に認められている。尚、安倍内閣は2014年6月に混合診療の拡大を表明している。

 

■混合診療のメリット・デメリット

メリット

1,健康保険が利用できる部分の自己負担が軽くなる。今までは健康保険適応のない治療を受けると健康保険内の治療までも全額自己負担になっていた。

2,海外では一般的に使われているのに日本では未承認である治療を利用しやすくなる。

 

デメリット

1,安全性や有効性が十分確立されていない治療を利用する人が増えてしまう

2,医療費削減のために現在保険として認められている文の治療も保険から外されてしまう可能性がある(適当な理由をつけて)

3,医療格差が広がる(お金持ちしか良い医療を受けれなくなる)