eGFR低下による症状
eGFR(=推定糸球体濾過量)とは
GFRの検査として一般的なクレアチニンクリアランスの測定には24時間の蓄尿や採血が必要。しかし、血清Cre、年齢、性別によって簡単にGFRを推定することができる(=eGFR)。
男性のeGFRの推定式=194×(Cr^-1.094)×(年齢^-0.287)
女性のeGFRの推定式=194×(Cr^-1.094)×(年齢^-0.287)×0.739
↑の^は乗数を意味する
eGFRは慢性腎不全のステージ分類に用いられるが、eGFR低下によって具体的にどのようなことがおこるのか。
50以下になるとうまく濾過できなくなるために血中BUNとCreが上昇し始める。
20以下になるとイオンを排泄できなくなり、高カリウム血漿、アシドーシスになる。
10以下では尿毒症となり活力低下、昏睡状態となる。