つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

eGFR低下による症状

eGFR(=推定糸球体濾過量)とは

GFRの検査として一般的なクレアチニンクリアランスの測定には24時間の蓄尿や採血が必要。しかし、血清Cre、年齢、性別によって簡単にGFRを推定することができる(=eGFR)。

 

男性のeGFRの推定式=194×(Cr^-1.094)×(年齢^-0.287)

女性のeGFRの推定式=194×(Cr^-1.094)×(年齢^-0.287)×0.739

 ↑の^は乗数を意味する

 

 

eGFRは慢性腎不全のステージ分類に用いられるが、eGFR低下によって具体的にどのようなことがおこるのか。

50以下になるとうまく濾過できなくなるために血中BUNとCreが上昇し始める。

20以下になるとイオンを排泄できなくなり、高カリウム血漿、アシドーシスになる。

10以下では尿毒症となり活力低下、昏睡状態となる。