水柱と水銀柱 単位の話
cmH2O とmmHgの単位の話
1cmH2Oというのは高さ1cmでの水圧と同じ。それに対して、血圧や気体の分圧などに対してつかわれる圧の単位はmmHgで、1mmHgは高さ1mmの水銀柱の底にかかる圧力を指している。水銀は水の13.6倍重たいので、1mmHg=13.6mmH2O=1.36cmH2Oとなる。
■大気圧の話
空気にも重さがあり意識することなく人にはその分の圧力がかかっている。それが水銀柱760mm分と知られている。しかし標高によって気圧は異なる。
標高0mの海面上と標高3776mの富士山の頂上では、その上にある気柱の長さが短くなるため、気圧も異なる。つまり、標高が高いところほど、気圧は低くなっていく。
圧力の単位には気象学ではヘクトパスカル(hPa)が用いられているて、海面の高さではおよそ1000hPaで、これを1気圧という。