結核薬の覚え方・作用機序
結核薬の語呂合わせ
エリちゃんピイス
エ:エタンブトール
リ:リファンピシン
ピ:ピラジナミド
イ:イソニアジド
ス:ストレプトマイシン
代表的なものとしてはこのぐらい答えられればいい気がします。
それぞれの作用機序
エタンブトール:アラビノシルトランスフェラーゼ阻害による細胞壁合成阻害
リファンピシン:細菌RNAポリメラーゼ阻害
ピラジナミド:結核菌はピラジナミダーゼと呼ばれる酵素を有しているが、この酵素は酸性下でのみ機能する。ピラジナミダーゼはピラジナミドを活性型のピラジン酸に変換し、これは細菌の脂肪酸合成酵素の機能を阻害することで薬効を示す。
イソニアジド:ミコール酸合成阻害(ミコール酸は結核菌の細胞壁成分)
ストレプトマイシン:アミノグリコシド系の抗菌薬で細菌のリボソーム30Sに結合してタンパク合成を阻害する。