adie瞳孔とは何か
adie瞳孔(瞳孔緊張症)とは・・・
病側の散瞳、対光反射消失または遅鈍、調節・輻輳反射遅鈍を特徴とする。主に片側性。副交感神経作動薬である低濃度ピロカルピンで強い縮瞳を示すのが特徴である。
adie瞳孔の原因としては、動眼神経の副交感神経成分の節後繊維障害と考えられている。何故副交感神経の節後繊維障害が起きるのか文献検索すると重症筋無力症, シェーグレン症候群, 水痘, Charcot-Marie-Tooth病, 強皮症, ライム病, 片頭痛, 悪性腫瘍, 単純ヘルペス感染症などと沢山引っかかる。
時に腱反射消失、自律神経障害を伴う(その場合adie症候群という)
(京都市立病院より引用)
このように左右の瞳孔の大きさが違っている。
*おまけ
輻輳反射とは
正面遠方を見てもらっている患者さんに指の先を見てもらいながら近づけると両眼眼球が内転することを輻輳反射という。adie瞳孔の場合はこの輻輳反射が遅い。