つねぴーblog@内科専門医

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移転しました。

Malgaigne(マルゲーニュ)骨折とは何か

高所から転落した際に片方の下肢をつくと、骨盤の片側が上方に突き上げられ、前方骨盤輪(恥骨・坐骨)および後方骨盤輪(腸骨)の合併骨折となることが多く、これをMalgaigne(マルゲーニュ)骨折と呼ぶ。全骨盤骨折の10%を占める。骨盤骨折に伴う出血は多量となり、後腹膜腔内に大量の出血が貯留することも多い。経カテーテル動脈塞栓術(TAE)と創外固定が必要。

 

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前の方の骨盤と後ろの方の骨盤が同時に骨折を起こし、垂直方向にずれてしまっている状態である。後方構築が破壊されるため回旋方向の不安定性が生じ,完全不安定型に分類される。