中心静脈圧(CVP)とはなにか
中心静脈圧(CVP)とは右房内圧もしくは胸腔内の上下大静脈の圧力のこと。宇出津のポンプ作用を反映する。正常値は5〜10cmH2Oである。
中心静脈圧は右心カテーテルを行わなくても、中心静脈ライン確保のみで簡便に測定でき、また異常値を示すことにより病態を把握することも可能である。
例えば
CVP上昇…
循環血液量上昇
右心不全(静脈うっ血)
心タンポナーデのような心拡張拡張障害
CVP低下…
循環血液量の低下(出血、脱水など)
というようなことがわかる。