卵の殻を水で洗いすぎると腐りやすくなる件
卵の殻を水で洗いすぎると腐りやすくなるのは何故か?
卵の空には気孔という小さい穴があって、生きている卵はその気孔を通して呼吸をひているが、その殻には更にクチクラ層という薄い膜で覆われている。この膜は殻を通して微生物が入り込んでくるのを防ぐ役割を持っている。
ところが…、
卵を水で洗ったり、ごしごし殻の表面をこすると、殻の表面についていた汚れと一緒にこのクチクラ層まで洗い落とされてしまうのである。このクチクラ層を通じて卵は呼吸の調節をしているので気孔が剥き出しとなってしまった卵は水分や二酸化炭素が外部に向けだし卵の内部バランスが崩れ卵が死んだ状態になってしまうのである。
さらに、気孔を通して内部に微生物が侵入して卵が腐りやすくなってしまう。もし洗うのであればすぐに使ったほうが良いし、しばらく使わないのであれば洗うのではなく拭き取るようにしたほうが長持ちする。