頻拍型不整脈の6分類
大雑把にいうとこんな感じです。
比較的安全なものは青、中リスクは黄色、高リスクは赤
|
上室性 narrow QRS |
心室性 wide QRS |
異所性 |
上室性期外収縮 早く興奮し、その代わり通常の興奮が不応期となる。
|
心室性期外収縮 期待外れの収縮。故に「期外」 QRSが早期に出現する |
リエントリー (グルグルしているので心電図的には規則正しい) |
心房粗動(AF)・発作性頻拍(PSVT) 変形した波形 AF=小さいぐるぐる PSVT=大きいぐるぐる
|
心室頻拍 心室に起源を有する頻拍性不整脈。His束分岐部より遠位の刺激伝導系、固有心筋から発生する頻拍のこと |
マイクロリエントリー |
心房細動 P波は揺れて振動する。 大きい物だけが下に伝わる。 |
心室細動 |
・AFとPSVTの違い
AFは数が多すぎて全て収縮できない→3:1や4:1となる
PSVTは数は底まで多くないので全てのQRSが対応できる→1:1
・心室頻拍や心室細動は何故危ないか。
心室の異常=すぐに循環に影響を与えるから危険
・黄色信号の原因としてWPW症候群
・赤信号の原因としてQT延長症候群やブルガダ症候群がある→突然死
飛沫感染と空気感染の違い
■飛沫感染とは
文字通り飛沫による感染。飛沫とは”飛び散るしぶき”という意味があるが医学的には『水分を含んだ直径5マイクロメートル以上の粒子』と定義されている。
この飛沫感染は咳やくしゃみ、そして普段の日常的な会話によっても感染が成立してしまう。しかし、水分による重みがあるので飛距離は短く、半径1メートル以上離れていれば感染しない。インフルエンザ、風疹、おたふくかぜ、肺炎などが代表的である。
■空気感染とは
空気中を漂う微細な粒子により感染する。
主に2つの様式がある。
1、飛沫核感染
2、塵埃感染
飛沫核感染とは飛沫から水分が抜け落ちた粒子である。水分がないので飛沫よりも軽くなりふわふわと遠くまで飛んで行くことができる。部屋の中で咳をすれば部屋中が感染してしまうほどの感染力がある。代表的な病原体としては結核菌、麻疹ウィルス、水痘帯状疱疹ウイルスなどがある。
2番目の粉塵感染とは、病原体がちりやほこりに付着して感染するものである。代表的な病原体としてレジオネラ菌がある。
Q飛沫感染と飛沫核感染の違い(頻出なのでまとめ)
飛沫感染:病原体に水分の付着したもの。直径5μm以上の水滴のもの。重たいのですぐに落下し、飛距離は1メートル以内。また、飛沫は吸い込まれても気道上皮粘膜の繊毛運動によって体外に排出される事が多い。
飛沫核感染:飛沫から水分が無くなったもの。軽くてフワフワしており遠くまで届く。そして浮遊時間が長い。また、非常に微小なため直接肺の奥まで届く。通称、空気感染。
飛沫感染と飛沫核感染は病原体とそれを覆う水滴の大きさによって分類されているが、これは病原体によって厳密に区別されているわけではない。飛沫核感染はとしては結核、麻疹、水痘が有名であるが、これらも当然飛沫感染しうる。逆に、飛沫核感染のインフルエンザも水分が抜け落ちれば飛沫核感染をするのである。ただ一般的にはどちらの感染様式が主体なのか、という観点で分類されている。