つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

病棟

ステロイド投与前のルーチン検査とフォロー

ステロイドでは種々の副作用が生じうるため、投与前にスクリーニングが必要。 ◯病歴・身体所見の確認 ・消化性潰瘍や消化管出血の既往 ・内服薬の確認、NSAIDSの中止 ・高血圧、下腿浮腫、心不全の有無 ◯検査 ・末梢血検査(白血球分画、MCV、赤沈、CRPなど…

ミダゾラムの使い方

ミダゾラム(ドルミカム)の使い方 ⭕鎮静が必要な際に持続投与を検討する。 1A(2ml)+生理食塩水8ml合計10mlとして開始することが多い。 ただし持続的に暫く投与する場合は 5A(10ml)+生理食塩水40mlの合計50mlとしておくと便利。 基本的には時間1mlペ…

せん妄に対して何の抗精神病薬を用いるべきか

抗精神病薬選択のポイントは以下の通り ・定型抗精神病薬は錐体外路症状が出やすいので極力非定型抗精神病薬を選ぶ ・いずれの抗精神病薬もせん妄治療効果は同等 ・抗精神病薬には鎮静作用のあるものとないものがある。興奮の強い患者では鎮静作用のあるもの…

大球性正色素性貧血の鑑別メモ書き

大球性正色素性貧血の鑑別 前提:まずMCV・MCHCとは ・MCV(平均赤血球容積) =赤血球1個の大きさを意味する 基準値81-100fL→80以下で小球性、81ー100で正球性、101以上で大球性 ・MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度) =単位容積赤血球あたりのヘモグロビ…

急性肺塞栓症の治療方針

肺塞栓症の治療についてmemo (急性肺血栓塞栓症ガイドライン2017より) ◯心肺停止もしくはショック状態のとき 抗凝固療法に加えて血栓溶解療法を開始。 ◯血圧が保たれている場合 下記の簡易PESIスコアで重症度分類する。 ガイドライン的には・・・ 簡易…

栄養投与手順memo

栄養投与手順memo 1,水分量の決定 体重×30~40mlが概算量。 最低必要量=尿量(500ml/day)+不感蒸泄(500ml/day)ー代謝水(300ml/day)という計算式もある。不感蒸泄は37度以上の熱があれば1度につき100~150ml/day上昇する。 嘔吐や下痢があればそれらも考…

高尿酸血症への対応

日本痛風・核酸代謝学会の診断基準によれば男女を問わず、7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と定義されている。 ◯尿酸高値=痛風ではない 尿酸は人では溶解度が約7.0mg/dlと言われており、それ以上の高濃度になると尿酸は関節などに沈着して痛風を発症させる。 …

循環器病棟

そのうちまとめます。 ◯鎮静 ミダゾラムの使い方 5A(10ml)+生理食塩水40mlで合計50mlで時間1ml程度で開始。 挿管前の鎮静では0.5A〜1A(5mg〜10mg)をショット。 ◯NPPV 人工呼吸における換気の設定 分時換気量=一回換気量×呼吸回数(一回換気量よりも呼…

強化インスリン療法とその適応

◯強化インスリン療法とは 強化インスリン療法とは頻回のインスリン注射によって血糖変動を健常者に近づける方法。健常者の生理的なインスリン分泌は基礎分泌と追加分泌からなるが、強化インスリン療法では速効型インスリンと持効型インスリンを併用すること…

経口血糖降下薬の使い分け

経口血糖降下薬の作用機序と使い分け ■ 経口血糖降下薬の適応 糖尿病治療はまず食事療法・運動療法からスタートするが、それでも血糖コントロール不良の場合は経口血糖降下薬の適応となる。 血糖コントロール不良とは以下のいずれか1つ以上が当てはまるとき…

スライディングスケールの適応とデメリット

【糖尿病治療のスライディングスケールとは何か】 糖尿病のインスリン療法における血糖コントロール方法の1つ。血糖値を測定して、その値が目標の血糖がどれぐらい乖離しているかによって次に投与するインスリン量を増減させて調節する。使用するインスリン…

インスリン分泌能とその検査

インスリンは膵臓のβ細胞から分泌されて血中の糖を細胞内に取り込ませて血糖値を低下させるホルモンである。1型糖尿病ではβ細胞が破壊されて慢性的にインスリン分泌が低下し、2型糖尿病でも食後の追加分泌が低下する。インスリンがβ細胞からどの程度分泌さ…

1日に必要な輸液量の考え方

1日に必要な輸液量はどう決まるか 入院患者の維持輸液を決定する際に考えるポイントは4つ 1,水分量 2,ナトリウム 3,カリウム 4、栄養である。 特に基礎疾患がない患者で絶食状態の場合、一日に最低限必要な水分量は30〜40ml/Kgである。 よって体重5…