つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

2014-05-08から1日間の記事一覧

心房細動と心房粗動の違い

心房細動(AF)とは 心房の各部分の高頻度で無秩序な電気的興奮(多数のリエントリー回路)によって起こる。心房細動では左房内に血栓を生じやすく、それが流出して脳梗塞を合併することがあるので要注意。 心電図上の特徴 1:基線の細かな動揺(f波)(心房…

valsalva手技とは

バルサルバ法とは何か。 ■ 迷走神経刺激法の一種で、迷走神経を刺激されると房室伝導が抑制される性質を利用した頻拍停止法である。発作性上室頻拍(PSVT)の治療に用いられる。 (発作性上室性頻拍とは、房室結節や副伝導路などを介するリエントリーによる…

β遮断薬とカルシウム拮抗薬の作用機序

β遮断薬とカルシウム拮抗薬はともに虚血性心疾患の治療薬だが、どのように使い分けられているのだろうか。 カルシウム拮抗薬について… 代表例:ベラパミル、ジルチアゼム、アムロジピン、ニフェジピンなど 機序:血管内へのカルシウム流入を阻害し、血管平滑…

Ⅲ音とⅣ音のメカニズム

■正常な心音について 正常な心臓において心音はどのように現れるのか まずは1音と2音に注目して見ていくと… 1、心房収縮: 心房に残っている血液を心室に送り出す 2、僧帽弁・三尖弁閉鎖: 心室圧が心房圧よりも高くなると僧帽弁と三尖弁が閉鎖する=こ…

前負荷と後負荷の違い

心室が収縮を開始する前(=心室拡張終期)に心室にかかる負担を前負荷、心室が収縮を開始した後(=心室収縮中)に心室にかかる負担を後負荷という。 端的に言えば… 前負荷=拡張終期に心室に流入した血液量。容量負荷とも言う。 後負荷=心室が末梢血管の…

肋骨横隔膜CPAのsharpとdullの違い

CPAのsharpとdullの違い CPA(costophrenic angle)とは肋骨と横隔膜のなす角のことをいう。下のイラストの赤線と青線のなす角。 通常は上の写真のように鋭い角度になっているが、これが様々な原因によりCPAが鈍化することがある。以下にCPA鈍化の例を挙げる…