つねぴーblog@内科専攻医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

末梢点滴におけるビタミンB1の必要量

末梢静脈栄養を施行している場合、ビタミンB1がいつの間にか不足してしまう可能性があるので注意。ビタミンB1の必要量は1mg/dayと言われているが、術後に関しては中心静脈栄養での管理と同様に一日3mg投与することが推奨される。経腸栄養であれば一日1.2mg投与が必要。

 

 

ビタミンB1の体内の蓄積量は平均25〜30mgであるが加齢とともに減少する傾向にあり、高齢者では半欠乏状態にあると考えて良い(というより考えて管理するべきである)。よって高齢者で食事が取れずに末梢静脈栄養を施工する場合は常にビタミンB1欠乏にならないように投与する必要がある。1日3mg以上が安全。また、水溶性ビタミンなので過剰投与の心配は不要。

 

◯ビーフリードにはビタミンB1が含まれている

ビーフリードにはビタミンB1が加えられているが500ml中の容量としてはビタミンB1 は0.96mg(チアミンとしては0.75mg)である。静脈炎を起こしやすいために長期間使用は困難であることが多いが、ビーフリードを一日1500ml入れていればビタミンB1はほぼ足りていると考えて良い。

 

(ビーフリードの添付文書より)

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http://www.otsukakj.jp/med_nutrition/dikj/tenpu/ybfbnotk.pdf

 

◯ビーフリード点滴ができない場合

静脈注射としてアリナミンを用いる。いくつか容量の違うものが発売されているが、ビタミンB1欠乏予防というためでは25mgでも十分。

・アリナミンF25注(フルスルチアミンとして25mg)

・アリナミンF50注(フルスルチアミンとして50mg)

・アリナミンF100注(フルスルチアミンとして100mg)

 

また追記します。

 

参考)

http://www.otsukakj.jp/med_nutrition/pallette/dlfile.cgi/527/v54p03.pdf