つねぴーblog

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

気胸の重症度分類

気胸の重症度分類

 

胸部レントゲンで気胸を見つけたら重症度を評価する。

端的に言うと、

肺尖部が鎖骨より上にあれば軽度虚脱

完全に肺がしぼんでしまっている状態を高度虚脱

軽度虚脱と高度虚脱の間ぐらいのものを中等度虚脱

 肺尖部が鎖骨の上か下かが1つのポイント

f:id:tsunepi:20180128150206p:plain

画像引用:自然気胸 | 近畿大学医学部 外科学教室が

 

◯重症度別のアプローチ

(軽度虚脱)

軽度虚脱であれば自然に軽快することが多い。

虚脱した肺の頂点が鎖骨より上にあり呼吸状態が良ければそのまま外来で経過観察でよい。1,2日後再受診でレントゲンでフォローする。完全に再膨張するには1,2ヶ月ほどかかると言われている。

 

(中等度虚脱以上)

中等度虚脱(下の図のようにbの距離(臓側胸膜と壁側胸膜の距離が2cm以上)もしくはaの距離(肺尖部からの距離)が3cm以上であれば原則入院が望ましい。

ただし、呼吸状態が安定していれば胸腔ドレナージで脱気をして、その3,4時間後にレントゲン撮影で再虚脱がなければ外来フォロー可能となることも有る。

f:id:tsunepi:20180128150948p:plain

 

☆中等度虚脱でなくとも、胸腔ドレーンの適応となる場合

・進行性、両側性、緊張性

・胸水貯留や血気胸合併の時

・他の疾患などにより陽圧換気が必要な時

 

また、胸腔鏡や開胸手術の適応としては

・胸腔ドレナージ後も持続性の胸腔内エアリークの存在

・頻回に気胸の再発をする場合

・呼吸状態を維持できない場合

・画像検査で著明なブラブレブを認める場合

 

また追記します。