とある内科レジデントの雑記帳

元「とある研修医の雑記帳→つねぴーblog」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

死戦期呼吸のメカニズム

死戦期呼吸は喘ぎ呼吸、下顎呼吸とも呼ばれる。

リズムは不規則で呼吸の大きさは大小様々ではあるが、やがては無呼吸に至る。

「努力様の呼吸」「つらそうな呼吸」「胸の上がりが不十分な呼吸」「呼吸が不規則、少ない」など様々な表現がされうるが、正常な呼吸ではないと判断したら心肺停止と判断してすぐにCPRを開始する。もし例え、本当は呼吸をできており患者が動き始めるようなことがあればすぐさまCPRをやめればよいだけの話である。

 

死戦期呼吸の原因としては脳虚血、低酸素血症による脳の酸素不足などが挙げられる。

脳が酸素不足になると何とかして酸素を取り込もうとして体全体の筋肉を使って呼吸しようとするが、いちばん大事な横隔膜や肋間筋などはうまく収縮できずにガス交換の行えない不完全な呼吸になると考えられている。

死戦期呼吸が見らることは心肺停止と同様に非常に危険な状況ではあるが、死戦期呼吸すら見られない心肺停止に比べたら予後良好と言われる。

 

↓死戦期呼吸の一例(リアル)

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