とある内科レジデントの雑記帳

元「とある研修医の雑記帳→つねぴーblog」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

腫瘍崩壊症候群で低カルシウム血症になる理由

腫瘍崩壊症候群で低カルシウム血症になる理由

 

腫瘍崩壊症候群とは白血病や悪性リンパ腫などの化学療法の際に腫瘍細胞が破壊されて腫瘍細胞の内容物が血管に流出し、高カリウム、高尿酸血症、高リン酸血症、低カルシウム血症などを呈する病態である。血中に増加したリンが血中のカルシウムと結合してリン酸カルシウムを形成することで低カルシウム血症を生じる。

低カルシウム血症や高カリウム血症は不整脈を誘発し、またリン酸カルシウム結晶や尿酸結晶は腎臓の尿細管に沈着して急性腎不全を起こしうるので致死的な病態といえる。