つねぴーblog

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

褥瘡のステージごとの治療

褥瘡は治癒する過程で表面の色に変化がある。

黒色期:壊死した組織の塊が黒く変色して付着した状態

黄色期:塊状の黒色壊死組織が取り除かれ黄色の深部壊死組織や不良肉芽が出現するようになる時期

赤色期:傷が治る過程で肉芽組織と呼ばれる血管に富む組織が成長してくる時期

白色期:肉芽組織が盛り上がって上皮化が起こり、周囲の皮膚との段差がなくなる時期

 

 

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参考:とこずれ(褥瘡) Q10 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

 

黒色期の治療:感染制御、壊死組織除去。

壊死組織を早く取り除いて肉芽形成ができる環境を整える。

→ゲーベンクリーム®:ゲーベンクリームは乳剤性基材で水を付加することができる。銀も入っているため抗菌作用もある。

 

黄色期の治療:感染制御、浸出液制御

ユーパスタ軟膏、カデックス軟膏、テラジアパスタなど。

黄色期は浸出液が多くなるので、浸出液の吸収ができる水溶性基剤を用いる。

ユーパスタは精製白糖(砂糖)とイソジンを主成分とする軟膏。砂糖は親水基がたくさんついているので水を吸収することができる。

 

 

赤色期の治療:肉芽形成促進

オルセノン軟膏、フィブラストスプレーなど

赤色期では乾燥させないように湿潤環境を維持するのが目標。肉芽形成しやすくなる。肉芽組織が作られるときには細胞からサイトカインが分泌されるが、サイトカインは水溶性なので乾燥していたら肉芽形成がうまくできない。

オルセノン軟膏はクリーム状の基剤で創面に伸ばしやすい。肉芽形成作用が強い。

フィブラストスプレーはFGF受容体に結合し、上皮化を促進してくれる。

 

白色期の治療:上皮形成促進

アクトシン軟膏、プロスタンディン軟膏

アクトシン軟膏は血管拡張作用があるので、肉芽形成促進、上皮形成促進、表皮形成促進などの働きがある。

 

また追記します…。。