つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

急性膵炎の初期治療で大量輸液が必要なのは何故か

急性膵炎の初期治療で大量輸液が必要という話

 

とある日外会誌によれば

急性膵炎の重症例の第一病日では7,0008,000ml/day、第二病日では4,0005,000ml/day

中等症においては第一病日に45005000ml/day、第二病日以後2000-2500ml/dayの輸液を要する

とされている。中等症でも重症でも初日は大量に輸液が必要なので救急外来でも全開で投与する。

 

何故か?

急性膵炎では血管透過性が亢進してしまうことで、体液の血管外流出・血管内の血液量減少・末梢臓器の血液灌流の減少が起こる。重症例では多臓器不全を起こしうる。故に初期からの大量輸液が必要。