つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

舌下神経の診察とその意義

第12脳神経の舌下神経の診察方法とその意義

 

舌下神経は純粋な運動ニューロン。舌下神経核は延髄の第四脳室の腹側に存在し、舌筋を支配する。

f:id:tsunepi:20170731191839p:plain

by wikipedia

 

 

 

舌の診察において特に大事なのは以下の3つ

1,舌の偏位

2,舌の萎縮

3,線維束性収縮

 

・舌の偏位

明らかに舌が偏奇していれば偏っている側の麻痺が考えられる。(ただ、顔面神経麻痺がある場合は下顎が偏って見えるため舌もそれにあわせて曲がって見えることがある。)

 

f:id:tsunepi:20170731192146p:plain

脳神経の麻痺

 

・舌の萎縮

舌をまっすぐ出してもらっている時に舌の萎縮の有無を確認する。明らかな萎縮があれば筋萎縮性側索硬化症(ALS)などによる運動ニューロン障害を意味する。ALSでは舌の筋肉が全体的に萎縮し、舌の表面に凸凹が出来て更に舌の辺縁部薄くなりなめらかな形が失われる。また、ALSでは舌の筋力も低下しているために舌圧子などで押してみるとふにゃふにゃになっているのがわかる。

 

【ALSの舌萎縮の二例】

f:id:tsunepi:20170804163604p:plain

f:id:tsunepi:20170804163201p:plain

 

画像引用元:Amyotrophic Lateral Sclerosis and its Variants | Clinical Gate

 

 

・線維束性収縮の有無

ALSなどでは筋線維束の一部がピクっと早い一過性の収縮を示す。健常人でもみられることがあり、筋萎縮や筋力低下もない場所に線維束性収縮が見られても病的とはならない。

 

NEJMがyoutubeで動画を公開していたので紹介↓

 

www.youtube.com

 

 

 

 

また追記します。