つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

静脈留置針で用いる針の太さの使い分け

静脈留置針(サーフロー)で用いる針の太さの使い分け

 

留置針の単位はゲージ(G)で表されるが、ゲージとは1インチ(25.4mm)の何分の1かを表す単位であり、例えば22Gは1/22インチということになる。よって数字が大きくなればなるほど針の外径は小さくなる。

 

一般に病院に用意されてるのは16G〜24G。それぞれ針の外径が違うので用途も異なる。

 

16G(灰色);極太。故に点滴の落ちるスピードは非常に早い。出血性ショックの時など急速に輸液、輸血が必要な時に用いる。ただし針の外径が太いだけあって刺す時に非常に痛い。

18G(深緑);16Gと同様に非常に太い。急速に輸液が必要な時に。

20G(ピンク):太い。輸血をする場合には基本的にこの針で行う。針の外径は1.0-1.1mmでありこれより細い針だと赤血球が詰まる。外科手術の時は輸血も必要になるかもしれないので第一選択はこれ。

22G(紺):成人用の最もスタンダードな点滴。外来などではとりあえず22G。

24G(黄):細い。小児科で主に用いる。