つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

肋骨骨折に鎮痛薬が大事な理由

肋骨骨折に関しては鎮痛薬はただの痛み止め以上の意義がある。

 

肋骨は呼吸によって変動する骨であるので肋骨骨折患者は出来るだけ息を大きくしないようにして痛みが生じないように意識的に、あるいは無意識的に呼吸をコントロールする。深呼吸を出来るだけしないようにし、更に副子で固定されているとしばしば低換気となり肺炎のリスクが上昇する。また咳が出そうになっても疼痛の恐怖から咳を我慢しているとやはり異物を対外に排泄するという防御機構が働かなくなるということになるのでやはり肺炎リスクは上昇する。よって肋骨骨折患者には適切に鎮痛薬を処方し痛みで深呼吸や咳を我慢させることのないようにしなければならない。