とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

尿路結石発作が明け方に多いのは何故か

尿路結石発作が明け方に多いのは何故か

 

【尿路結石のイメージ図】

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参照:第2章 腎・泌尿器領域の主な疾患 結石 

 

尿路結石発作とは腎臓、尿管、尿道といった尿路に石が嵌頓することによって突然の激痛を生じることをいう。

 

Circadian pattern in occurrence of renal colic in an emergency department: analysis of patients' notes | The BMJの論文によれば

 

【尿路結石の発作時間】

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 Episodes of renal colic show a significant circadian pattern, with a morning peak and a minimum in the afternoon.→朝の4時に最も多く、夕方の4時に最も少ないというデータ。

 

尿産生と腎臓からの排泄は日中増加し、夜間は減少する。尿産生量の少ない夜間はその分尿が濃縮され、必然的に腎結石や感染のリスクとなる。尿結石の原因となるシュウ酸カルシウム結石は尿産生が最も少なくなる夜の終わりや明け方においてもっとも生成されるリスクが高まる。食事の時間には影響を受けないという報告もある。