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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

神経遮断の順番とその覚え方

麻酔 薬理 語呂合わせ

局所麻酔をすると神経伝達をブロックすることが出来るが、運動神経、感覚神経、交感神経でそれぞれ麻酔が作用する閾値が異なる。それぞれの神経の太さが異なり運動神経>知覚神経>交感神経の順に細くなっていく。

(運動神経は直径12−20μm,触覚・圧覚神経は5-12μm,痛覚神経は2-5μm,自律神経は3μm 以下)

であるから麻酔薬の濃度を上げていって最初にブロックされるのは交感神経であり、運動神経を遮断するには多めの麻酔を入れなければならないということになる。

運動神経が遮断されると運動できなくなる、つまり筋弛緩の作用がある。

感覚神経が遮断されると痛みを感じなくなる。

交感神経を遮断すると血管拡張により前負荷、後負荷が減少する(脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔の場合)。

 

ちなみに代表的な局所麻酔薬リドカインであれば0.5%で交感神経、1%で知覚神経、1.5〜2.0%の濃度で運動神経が遮断される。

 

国試的には神経遮断の順番を

交感神経→温覚→痛覚→触覚→圧覚→運動神経

と覚える。

有名なゴロとしては【血管 on to shock at 運動】

 

血管:交感神経(交感神経が遮断されると血管が拡張するから)

on;温覚

to;痛覚

shock;触覚

at;圧覚

運動;運動神経