つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

全身麻酔中に体位変換が危ない理由

全身麻酔中に体位変換が禁忌の理由

 

全身麻酔には鎮静、鎮痛、筋弛緩に加えて交感神経の抑制作用がある。

交感神経が抑制されると反対の作用を持つ副交感神経が相対的に強くなる。すると、心拍数の低下(徐脈)、更には末梢血管の拡張によって血圧が低下する。このような状況において体位変換、例えば頭を上げるなどすると起立性低血圧を引き起こしてしまうリスクがあるので危険。また交感神経抑制の他の作用として、中枢神経系の抑制(意識消失)、縮瞳、体温低下なども同時に起こる。