つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

モノポーラとバイポーラの違い

モノポーラとバイポーラの違い

 

電気メスはメスの先端を患者に当てることによって高周波電流を流し、ジュール熱を発生させることが出来る。熱により細胞内液を蒸発させて細胞を破裂させる切開作用や、60度以上に加熱してタンパク変性による凝固作用を生じさせる。

 

モノポーラとは(単極型メス)

電気メスは先端を患者の体に当てることにより交流電流の閉鎖回路を作ることにより熱を発生させている。電気メスの先端が触れた瞬間にスイッチが入り、患者の身体自体も伝導体として電流が流れて対極板から放電される(対極板とは金属の板でありモノポーラの場合は患者の体に事前に貼って置かなければならない。ここから放電が起こるので剥がれかけたりしていると接触面積が狭くなり電気抵抗が生じてやけどを起こすので注意)。モノポーラでは焼きながら切開できるので術野の切開、凝固で多用される。直径0.5mm以下の細い血管では電気メスで通電するだけで止血が得られ、直径2mm以下の血管では鉗子などで掴んだうえで電気メスで通電させると止血することが出来る。

 

バイポーラとは(双極型メス)

ピンセット型をした電気メスで、このピンセットの間でしか通電しないので対極板は不要。圧挫と同時に圧挫と同じ方向に電流を流すので保持した組織(主に血管)を凝固させることが出来る。神経の集中した頭頸部や手などの手術の他、外来での小手術でも用いられる。

 

 

f:id:tsunepi:20161006062244p:plain

画像参照:http://www.j-mednext.co.jp/library/knife_faq_safe_ans.html

 

また追記します。