つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い

有鈎鉗子と無鈎鉗子の違い

 

鉗子とは外科手術において生体組織を保持するために用いられる道具であるが、先端に尖ったかみ合わせのあるものを「有鈎鉗子」、先端にかみ合わせのないものを「無鈎鉗子」という(写真参照)。

 

・有鈎鉗子

基本的には皮膚や筋膜をつかむ。鈎があるので滑らずに組織を保持することが出来るが、逆に強く握りすぎると組織を痛める原因になるので注意が必要。腹部の手術においては開腹するまでの間に用いるが、開腹後は基本的に用いない。

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有鈎鉗子の例(コッヘル):http://arakawaseisakujo.com/product.html

 

・無鈎鉗子

先端にかみ合わせがないので保持力は低いが生体を傷つけずに済む。腹腔内、胸腔内の操作において用いる。

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無鈎鉗子の例(ペアン):http://www.atomvetme.com/?p=1037