つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

筋性防御と筋硬直、板状硬の違い

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■筋性防御と筋硬直、板状硬の違い

 

筋性防御とは腹部の触診の際に患者が自分で痛みを自覚しているために自分の意思で腹筋に力を入れて痛みを和らげようとする徴候のこと。

筋硬直とは腹壁の腹膜に激しい炎症が及ぶと、同部位の筋肉が患者の意思とは関係なく反射的に収縮して常に硬い状態になっていることを言う。

筋性防御は自ら収縮させているのに対して、筋硬直は炎症が腹膜にまで及んでいることを示唆し、より強い炎症を示唆する。また炎症が腹膜全体に及ぶと板状硬という腹部全体が板のようになる重症汎発性腹膜炎の所見となる。

 

■筋性防御と筋強直の鑑別方法

1,患者の意識をそらす

(筋性防御は患者の恐怖感などによって引き起こされているので会話をすることなどによって意識を腹部からそらす。)

2,時間をおいて再度診察をする

筋性防御は患者の気分によって増強したり消失し得る。一方で筋強直の場合は常に同じ硬さである。