とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

救急隊員は如何にして脳梗塞を疑っているか(CPSS)

CPSSとはcincinnati prehospital stroke scaleの略であり、救急隊員が病院搬送前に脳梗塞を疑うためのスケールである。

 

【CPSS】

・顔の歪み

歯をイーっとしてもらい、顔面が左右対称であれば正常、片方が引きつっていれば異常

・上肢挙上

開眼させて両側上肢を挙上してもらう。両方上がれば正常、片側がもう片方に比べて上がらなければ異常。高齢者などで両方とも全く上がらない場合は正常と判断する(左右差がないことが大事)

・構音障害

スラスラはなせれば正常、ぎこちなさがあれば異常

 上記の3項目のうち1つでも異常が認められれば陽性と判断する。CPSS陽性のうち脳梗塞である確率は70%とも言われている。逆に脳梗塞でないものとして低血糖、頭部外傷、痙攣後などがある。

病院に搬送された脳梗塞疑いで痙攣、外傷がなくて迅速血糖測定で低血糖が除外されたらかなりの確率で脳梗塞と考えることもできる。