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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

めまい患者の問診”OPQRST3A”

主訴:めまいで来院される患者に問診したいことリストOPQRST3A

 

O:Onset(発症様式)

P:Position/Prodrome(発症時の姿勢、前駆症状)

Q:Quality(めまいの性状)

R:Risk(脳卒中のリスク)

S:Severity(重症度)

T:Time(持続時間)

A:Aggravation factor(増悪因子)

Alleviating factor(寛解因子)

Associated symptoms(随伴症状)

 

O:Onset(発症様式)

突然発症→危険なサイン(脳出血、脳梗塞)、良性発作性頭位めまい症も。

P:Position/Prodrome(発症時の姿勢、前駆症状)

何もしなくても生じる→危険なサイン(中枢性めまい疑う)

頭を動かした時に発症し、安静時に消失→良性発作性頭位めまい症

立ち上がった時に生じる→起立による前失神

Q:Quality(めまいの性状)

回転性→末梢性めまい

浮遊性→中枢性めまい

R:Risk(脳卒中のリスク)

脳卒中による中枢性めまいは否定されるまで考えなければならない。

リスク因子:肥満、高血圧、DM、脂質異常症、喫煙歴、飲酒歴、腎不全、心房細動

S:Severity(重症度)

患者の訴えと疾患としての重篤さは異なる。良性発作性頭位めまい症でも非常に強い症状を訴えたり脳卒中でも訴えに乏しいこともあるので注意。

T:Time(めまいの持続時間)

数秒〜1分:良性発作性頭位めまい症

数分〜数時間:TIA、椎骨脳底動脈循環不全症

20分〜数時間:メニエール病

数日間:前庭神経炎

常に持続:薬物中毒、中枢神経系、代謝異常、精神疾患

3A:Aggravation factor(増悪因子)、Alleviating factor(寛解因子)

頭を動かすと生じ、同じ方向を向いてると楽→良性発作性頭位めまい症

Associated symptoms(随伴症状)

嘔吐→中枢性めまい(もちろん末梢性でもありうる)

神経症状→中枢性めまい

蝸牛症状(耳鳴り)→突発性難聴、メニエール病

蝸牛症状なし→良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎

 

おまけ)痛みのOPQRSTとは別物

・O(Onset):発症様式

・P(palliative/provocative):増悪・寛解因子

・Q(quality/quantity):症状の性質・ひどさ

・R(region/radiation):場所・放散の有無

・S(associated symptom):随伴症状

・T(time course):時間経過