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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

グル音の”亢進”、”正常”、”減弱”の違い

腹部の腸蠕動音(グル音)の聴診においてその音の頻度によって原因の鑑別をすることが可能である。

 

グル音の頻度の判定は以下のように行う。

・1分間で5回以上グル音が聞こえる→「正常」

・1分間で常に聞こえ続ける→「亢進」

(by腸炎、過敏性腸症候群、機械性イレウス)

・1分間で一度も聞こえない→「減弱」or「消失」

(by麻痺性イレウス、びまん性腹膜炎、急性腸間膜閉塞症など)

 

聴診の際のポイント

・腹部の聴診は必ず触診の前に行う。触診して刺激してしまうと腹部の緊張を招いてしまい聴診の際の評価が変わってしまう。

・同じ理由で聴診器で強く圧迫してはならない。

・聴診する箇所は1〜2箇所で十分(蠕動音は腹部全体を伝播するため)