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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

痩せてる患者にSGLT2禁忌の理由

代謝内分泌 なぜ? 薬理

・SGLT2阻害薬とは

SGLT2阻害薬とは近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を抑制することで尿から糖を排泄し、血糖値を低下させる薬剤である。1日100g程度のブドウ糖を尿中に排泄することができ、カロリーにすると400Kcal相当。糖質をエネルギーとして利用できなくなる代わりにβ酸化で脂肪の分解が進むために内臓脂肪が減少させることができる(故に肥満の患者に特に有効である)。

 

・痩せてる患者には推奨されない

逆に言えばやせている患者は内臓脂肪が少ないのでSGLT2阻害薬を用いても脂肪分解が進まない。すると、糖、脂肪に続く第三の栄養源であるタンパク質(筋肉のアミノ酸)が糖新生によって糖に変換されてしまう危険がある。ゆえにヤセ型の患者にはSGLT2阻害薬は推奨されていない。

 

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イラスト参照元http://sglt2mr.org/what/kijo1.gif