つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

くも膜下出血で警告頭痛が起こる理由

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くも膜下出血とはくも膜下腔にある脳表面の動脈が破裂することによって起こる。原因としては脳動脈瘤が最も多く、その他にも脳動静脈奇形やもやもや病、あるいは外傷によっても引き起こされる。クモ膜下出血の症状としては”突然”の”これまでに経験したことのないような痛み”が典型的である。

 

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http://healthil.jp/39065

 

【警告頭痛とは】

くも膜下出血による激しい頭痛の2〜3週間前に、軽度の頭痛が出現することがある。これはクモ膜下出血が起こることを警告しているようであるので”警告頭痛”と呼ばれる。警告頭痛はクモ膜下出血に先んじて動脈瘤からの微小な出血が起きていることが原因と考えられている。警告頭痛は1〜2日続いて大変不快なこともあるが、くも膜下出血に比べると痛みは軽度であるために病院に行かずに見逃されることもある。未破裂の動脈瘤を持っている患者の場合は特に警告頭痛には敏感になるべきである。また、動脈瘤が大きくなると、動眼神経を圧迫してものが”二重に見える”、眼瞼下垂などの神経症状も出現するのも診断の一助となる。