つねぴーblog@内科専門医

アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。名前は紆余曲折を経てつねぴーblogに戻りました

移転しました。

輸液の投与スピードについて(メモ)

輸液の目的は脱水状態や電解質バランスの異常を整えること。

 

【最初の投与スピード】

まずどのぐらいのスピードで輸液をするべきなのかは患者の重症度で異なってくる。

・ショック状態の患者:等張液(生理食塩水や乳酸リンゲル)を500〜1000ml/時で投与。

・バイタルが不安定の患者:等張液(生理食塩水や乳酸リンゲル)を60〜250ml/時で投与。高齢者は60ml/時から

・バイタルは落ち着いてる患者:等張液もしくは1号液を60ml/時で投与。

 

輸液の目標は循環動態の安定。ショックが改善されて尿量も維持(1ml/kg/時)できたら維持輸液(3号液)に移る。ただし手術後などでストレスが掛かってる状態だとSIADHになっていることもあるので維持輸液を続けていると低ナトリウム血症になることもあるので注意。

 

後で追記