とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

一過性心房細動と慢性心房細動の違い

Pafとafの違い

 

心房細動は心房がうまく収縮できなくて血液を効率よく送り出せなくなってしまう不整脈であるが、大きく3つに分類される。(分類は厳密なものではない)

一過性心房細動(pAF):突然心臓が発作を始めるが、数分から7日で元の洞調律に戻る。

持続性心房細動:7日以上心房細動が続くが、薬物治療により元の洞調律に戻る。

慢性心房細動:薬物治療などをしてももとのリズムにもどれない心房細動

 一過性心房細動と慢性心房細動の境界は明瞭ではなく、原因不明の一過性心房細動を繰り返しているうちに慢性化していくこともある。これは一過性とはいえ心房細動により心筋が疲労してしまい、元の洞調律に戻すのが大変になっていくからと考えることが出来る(故に一過性心房細動の時点で治療しておく必要がある)。

 

慢性心房細動は高齢者に多く、年を取れば取るほどなりやすいと言われているが、一過性心房細動(発作性心房細動:paf)は若い人に多いことが知られている。一過性心房細動の主なリスク因子は、心筋梗塞などのダメージ、高血圧、甲状腺疾患、低カリウムなどであるが、その他生活習慣もpafの要因となりうる(飲み過ぎ、カフェイン、寝不足、ストレス)。