つねぴーblog

元とある研修医の雑記帳。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

血液培養を2セットとる理由

血液培養を2セットとるのは何故か

 

血液培養とは患者から採取した血液を培地入りのボトルに入れて感染症の原因となる細菌や真菌などが患者の血液内に侵入していないかどうかを調べる方法である。また、抗菌薬の感受性(効きやすさ)も調べることができる。

 

【血液培養の手順】

・アルコールで採血部位を消毒する

・ポビドンヨードで採血部位を消毒する

・消毒した場所から血液を採取する

・嫌気性ボトル、好機生ボトルの順番に血液を注入する

 

動脈血培養であれ静脈血培養であれ、通常2セット以上取ることが推奨されている。なぜならば、1度の採血だけであるとたまたま細菌を見逃してしまう可能性があるからである。感度としては最初の1セットで7割、2セットで9割と言われている。であるから2セットとっても10回に1度は偽陰性で見逃していることになる。「2セットが1番良い」ということではなく、費用・時間の関係もあるから「最低2セット」と言われている。因みに米国の標準化機関CLSIでは3〜4セット推奨としているようだ。