とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

夜空の星を見るときには桿体細胞を駆使しようという話

夜空の星を見るときには桿体細胞を駆使しようという話

 

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画像参照*1

 

 

網膜には2種類の視細胞が存在する。桿体細胞と錐体細胞である。それぞれ役割が異なり、桿体細胞は明暗を感知するのに対し、錐体細胞は色を感知する。それぞれの細胞からの情報が脳の視覚野で統合されて”見えて”いるのである。

 

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錐体細胞と桿体細胞の分布:上図参照*2

 

上のグラフのように色を識別する錐体細胞は網膜の中心部に集中しており、明暗を感知する桿体細胞は網膜の中心部には存在せず、周辺部に多く分布している。

天体観測の時は必死に星を見ようとするあまり凝視してしまいそうになるが、それは正しい観測の仕方ではない。なぜならば網膜の中心で結像して光を感知できる桿体細胞が働けないからである。星を見つけたらあえて視線を少しずらしてその星を見るようにすると桿体細胞領域にうまく結像し、かすかな光を捉えることが出来るようになる(そらし目)。

*1:http://world-fusigi.net/archives/7408062.html

*2:公益財団法人鉄道総合技術研究所|人間科学ニュース 2011年1月号(第171号)