とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

過形成と肥大の違い

過形成と肥大の違い(病理的な話)

 

過形成も肥大も臓器が大きくなるという点では共通しているが、以下の違いがある。

・過形成:個々の細胞の大きさは変わらないが、細胞の数が増える。

・肥大:細胞の数は変わらないが、個々の細胞が大きくなる。

 

肥大の例

・生理的肥大:スポーツ選手の心臓のように病気ではないが、必要に迫られておおきくなるような状態。機能的な異常はない。(他にも妊婦の子宮なども生理的肥大である)

・病的肥大:高血圧や心臓弁膜症などを原因として、心臓に負荷がかかり、心筋細胞がそれに耐えられるように大きくなったものなど。

 

過形成の例

・大腸ポリープ:もともとある正常細胞が異常に増殖した状態。良性であることが多い。

・前立腺肥大症:肥大という名前が付いてるが、実際は細胞が増殖しているので過形成。

子宮内膜増殖症:子宮内膜の細胞が異所性に増殖している状態。