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とある研修医の雑記帳

東京から大阪の医学部へ亡命して研修医になった人のブログ。勉強のまとめ、思いつきの考察、ちょっとした雑学などなど。アウトプットが趣味です。

近位尿細管でアンモニアが産生される理由

近位尿細管細胞はなぜアンモニアを作る必要があるのか

 

人体は腎臓・肺から酸を排泄することでアシドーシスにならないように恒常性を保っているが、体内で不揮発酸が過剰に産生された場合や腎不全により中々酸が排泄できない場合は、体全体は酸性に傾いてしまう。その代償として肺は呼吸を増やしてCO2を排泄するし、腎臓では近位尿細管細胞でアンモニアを作る。

 

・NH3は尿細管腔でH+と結合してアンモニウムイオンになる。

NH3+(H+)→(NH4+)

尿細管腔に不揮発酸が流れて酸性になっていても近位尿細管がアンモニアを産生して尿細管腔に分泌すれば酸H+と結合してNH4+になる。アンモニアNH3+は気体分子であるので細胞膜を容易に通り越えてH+と結合するが、尿細管腔で一度結合すると電荷のあるNH4+となり再び近位尿細管細胞に戻ることが出来なくなる。

つまりアンモニアはH+を捕まえてはそのまま尿として追い出して道連れにしてくれるようなイメージ。