つねぴーblog

元「とある研修医の雑記帳」。アウトプットが趣味です。医学以外の事も投稿するやもしれません。

補正カルシウムの計算式

カルシウムの補正式

 

血中カルシウム濃度はアルブミンが4g/dl以下の場合、次のような補正を行わなければならない。

補正血清カルシウム値(mg/dl)=

実測血清カルシウム値(mg/dl)+4ー血清アルブミン値(g/dl)

 

何故このような補正をしなければならないのだろうか。

臨床において、カルシウムの値を測定するときは血中にある全てのカルシウムを含めた濃度になっているが、実際にはそれらのカルシウムのうちの半数はタンパク質(主にアルブミン)と結合していて生理活性を失っている。

測定されるカルシウムのうちで生理的な働きを有するのはアルブミンと結合していない遊離カルシウムだけなのである。

 

したがって、血清アルブミンが著しく少ない場合はアルブミンと結合しているカルシウムは減少し、生理活性を持つカルシウム量は増える。実際に測定した血清カルシウム濃度は見かけ上小さい値になり、実際の生理活性を持つカルシウム量はもっと大きいと考えられる。よって測定したカルシウム値に(4-アルブミン値)を加えて補正しているのである。