脊柱側弯症のrib hump(肋骨隆起)とは何か
脊柱側弯症とは前額面(患者を前から見た時)で脊柱が横に湾曲している状態である。
上記イラストは側弯症とパワープレートより引用
分類としては原因不明の特発性脊柱側弯症と続発性脊柱側弯症とがある。
・特発性脊柱側弯症は最も頻度が高く、発症年齢によって乳児期側弯症、学童期側弯症、思春期側弯症と分類される。
・続発性脊柱側弯症は脳性麻痺、筋ジストロフィー、神経線維腫症などに発症する。
本症では脊柱が横に曲がってしまうが、更に特徴としては凸側の肋骨がねじれて隆起して飛び出たようになる(肋骨隆起=rib hump)。視診の際は前屈試験を行い、凸側において肋骨隆起を確認する。
この他にも脊柱側弯症の検診ポイントとしては…
・肩の高さの不均衡の有無
・どちらか一方の肩甲骨が浮き出ていないか(prominent scapula)
・ウエストラインが非対称でないか
などがある。